PC : IPv6 のまとめです。
IPv6 を tunneling で分けてもらいます。固定の global IP address 1つが必要です。 うちの環境は、
FreeBSD 4.4-RELEASE
Flets ADSL 1.5Mbps
tun0 に固定の global IP address 1つ (61.115.A.B)
です。
まず、kernel config です。
options INET6 # IPv6 communications protocols pseudo-device gif 4 # IPv6 and IPv4 tunneling
の2行が入ってるか確認します。GENERIC には入っています。gif は、1でいいです。
んで、DTI に申し込みます。別にどこでもいいの ですが、DTI だとこんなことを書きます。
1. 組織名(アルファベットおよび数字)
2. 管理者名(アルファベット)
3. 管理者メールアドレス
4. トンネル先のIPv4アドレス
5. 使用ルーティングプロトコル(static, RIPng, BGP4+)
6. ネームサーバ情報:ホスト名(委任を希望する場合)
1〜4 は、分かると思うので省略です。5は、RIPng です。FreeBSD 4.4-RELEASE の route6d が、RIPng をサポートしていますので。6は、もちろん希望するにしませう。 自分でホスト名を付け放題ですから。
んで、3時間後に返事が来ます。
接続希望のご連絡ありがとうございます。 **** 様には 3ffe:XXXX:Y::/48 を割り当て致します。 DTIのtunnel接続先は以下です。 IPv4アドレス 210.170.C.D IPv6リンクローカルアドレス fe80::2d0:b7ff:fea0:b813 DTI側のtunnel,RIPng,DNSの設定は完了しております。 以上よろしくお願いします。
とっても丁寧なお手紙です。
んじゃ、設定です。まず、トンネルをつなぎます。
# gifconfig gif0 61.115.A.B 210.170.C.D
つながったかどうか叩いてみます。
# ping6 -w -I gif0 ff02::1 PING6(72=40+8+24 bytes) fe80::290:ccff:fe15:57bf%gif0 --> ff02::1 42 bytes from fe80::290:ccff:fe15:57bf%gif0: neko.as.wakwak.ne.jp. 39 bytes from fe80::2d0:b7ff:fea0:b813%gif0: gate.v6.dti.ad.jp. ^C --- ff02::1 ping6 statistics --- 1 packets transmitted, 1 packets received, +1 duplicates, 0% packet loss
このように自分以外からも応答があれば、つながっています。
あとは、ルーティングを勝手にやってくれる daemon を起動するだけです。
# route6d -A 3ffe:XXXX:Y::/48,gif0
traceroute6 www.kame.net 等して、満足感に浸ります。 dancing kame を見るためだけに、mozilla+ipv6 を入れてしまったりします。 間違って、IPv4 only な version を入れてしまい、もっかい compile したりして しまいます。
分からなかったら、えーと、誰に訊けばいいんでしょうか。たぶん、IPv6 address を分けてくれたところに問い合わせれば、答えてくれると思います。いまなら、 技術的に結構えらいひとが答えてくれたりします。チャンスです。アメリカン ジョークの 1つや2つ交えて、お友達になってしまいましょう。ぼくは、しません でしたが。
参考と助言 : IPv6 引き込みのまとめ, 某メーリングリストの皆様
PC : んでもって、IPv6 の正引きと逆引きの設定です。面倒なら、しばらくほっぽっても 大丈夫です。半年は、大丈夫らしいです。
まず、好みが分かれる djbdns をとってきます。 IPv6 に対応してません。残念です。と思ったひとが他にもいたらしく、patch が既に あります。fefeさんとこから、もらってきます。 patch 〜 make 〜 install は省略します。
設定です。./add-host6 や ./add-mx を駆使しなければいけないのですが、僕は 使ったことありません。いつも、手で書いてます。ばーんすたいんせんせー、 すみません。
なわけで、手書きです。
# SOA Record Z8.0.0.0.8.8.0.8.e.f.f.3.ip6.int:ns.kuro.neko.net:hostmaster.kuro.neko.net::3600:900:1209600:43200:3600 # # Delegation. &8.0.0.0.8.8.0.8.e.f.f.3.ip6.int::ns.kuro.neko.net: &8.0.0.0.8.8.0.8.e.f.f.3.ip6.int::ns.v6.neko.net: # # NS Record .v6.neko.net::ns.kuro.neko.net. .v6.neko.net::ns.v6.neko.net. # # MX Record, server not ready. #@v6.neko.net::mail.v6.neko.net:10: # # AAAA Record 6chibi.v6.neko.net:3ffe8088000800000000000000000001:86400 6gw.v6.neko.net:3ffe8088000800000290ccfffe1557bf:86400 # # alias, some servers not ready yet. 3ns.kuro.neko.net:3ffe8088000800000000000000000001:86400 3ns.v6.neko.net:3ffe8088000800000000000000000001:86400 #3mail.v6.neko.net:3ffe8088000800000000000000000001:86400 #3www.v6.neko.net:3ffe8088000800000000000000000001:86400
えーと、特に説明する必要はないかと思います。make した後に、/service に symbolic link を張ったりして、起動します。
確かめるのは、正引きの方は簡単です。
% host -t aaaa chibi.v6.neko.net chibi.v6.neko.net IPv6 address 3ffe:8088:8::1
でも、逆引きは面倒です。
% host -t ptr 1.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.8.0.0.0.8.8.0.8.e.f.f.3.ip6.int. 1.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.8.0.0.0.8.8.0.8.e.f.f.3.ip6.int domain name pointer chibi.v6.neko.net
IPv4 addreess と同様に、ひっくり返して「.」でつなぎます。んで、最後に「ip6.int.」を 付けます。途中の 0 の連続は省略できません。なんとかしてください。
あと、tinydns の設定がありました。env/IP は、最初の tinydns-conf を使ったときに IPv4 のみを指定しましたが、IPv6 address を追加します。
% cat /var/service/dns/tinydns/env/IP 61.115.123.59 3ffe:8088:8::1
こんだけです。簡単です。
あ、そです。うちは、Internet に PPPoE でつながってるので、固定 global IP address (61.115.A.B)は、tun0 についてます。すると、tun0 に勝手に IPv6 address を割り振ってしまいます。
# ifconfig tun0 | grep inet6 inet6 fe80::290:ccff:fe15:57bf%tun0 prefixlen 64 scopeid 0x7 inet6 3ffe:8088:8:0:290:ccff:fe15:57bf prefixlen 64 inet6 3ffe:8088:8:: prefixlen 64 anycast
真ん中のです。非常に覚えにくいです。でも、助言により、気にしないことに しました。DNS に登録しましたし。