非常に使い易かった。あとになって、A131のユーザインタフェースが 良いということを認識した。待ち受け時間100時間、電話帳件数50件とい うほかは目立った欠点はなかった。
本体留守録あり、電話帳200件、モデムトーン検出ダイアル可、待ち受 け500時間と、機能的には文句無しの一台。ただ、A131と比べるとユーザ インタフェースが劣って結構イライラさせてもらった。
まず電話帳検索は、登録番号と頭文字の2種類の検索方法があるのだが、 なぜかデフォルトが登録番号での検索。普通誰を何番に登録したかなんか 覚えてない。また、電話帳を順方向に表示していくと末尾のデータで表示 が止まってしまう。逆も然り。てことで探す方向を間違えるとまた最初か らやり直す必要がある。
機能選択メニューでの確定のキーに一貫性が無い。機能キーを押して 順次機能を表示させて、機能を選ぶキーは「0」。このときは0を押すだけ で確定も含む。実際に機能のON/OFFを確定するときは1か0を押した後にさ らに機能を押す必要がある。
電話帳登録や機能設定を一つ行うと初期状態に戻ってしまうので、連 続登録をしたいときとかいちいち最初からやり直す必要があって泣きそう。
A131を持っていた時代から比べると平均的な機能が向上しているせい もあって今までのものとは格段に良い。気に入っている点は以下の通り。
ただし、イヤホンジャックにアナログモデムをつないでもモデム通信 できないのだ! これは痛かった… 別に14400bpsのみなし音声通信で十分 だと思ってイヤホンジャック付のものをあえて選んだのに実際にやってみ たらうまく行かなかった…がーん。一応9600bpsに落とせばなんとか使え るみたい。
もう一つ、本体留守録のスタートまでの時間が設定できないのが痛い。 着信してから約5秒でメッセージがスタートしてしまうので、相手に余計 な課金をしてしまったり、その場にいたときも電話を受ける前に応答メッ セージがスタートしてしまって相手に切られてしまったりして調子悪い。 これは、Paldio203Sのように応答までの秒数を指定できるようにして欲し い。
でも全体的に相当高得点。Panasonicを選んで良かった。ってかんじ。
2000年1月9日。前のルモテにとくに不満はなかったのだがなんとなく 電池の持ちが悪くなって来たかなーという気がしたので、ボーナス一括払 いで思い切って買ってみた!
もう、なんてーの、時代の変遷を感じたね。前のルモテは「簡易型携 帯*電話*」って感じだが、これはもはや「モバイル通信機器」じゃね。電 子メイルが当り前のように送れるわ、連文節漢字変換できるわ、もうポケ コンといってもいい感じ。ちゅか、昔あったポケコンよりはるかに賢い。
とにかくユーザインタフェースが良い。もうPanasonicしか考えられな い。電話帳に登録できるデータの種類が多くなりすぎて、これまで使って たルモテよりも少し必要なキーステップが多くなっているのは仕方ないと ころ。ちょっと遊ぼうと思って、着信メロディーの登録作業をしたら、十 字キーと3つのボタンしか操作キーがないのに、その制約内で考え得る最 善のインタフェースを提供しているように感じた。良くここまで細かいと ころに気づくなあとしきりに感心。思ったよりもはるかに少ないステップ で登録して遊ぶことができた。
それから、電話帳データの登録時には連続でサクサク入力できるのが良い。 A131はたっぷり登録するときもサクサク入力できたのだが、203Sは一人分 の登録が終わるとすぐにトップメニュー(?)に戻ってしまうので最初に電 話番号をたっぷり登録するとき泣きそうに面倒臭い。電話帳登録モードで は連続で入れられるようにすべき。
さらに、電話帳からの検索はA131のように、頭文字検索をデフォルトにす べき。ふつうPHSにたっぷり入れた電話番号の登録No.なんて覚えてないも の。
でもむしろ、「ちょっと待ってね機能」って方がいいな。鳴り始めたとき に何かを押すと、受話器をとったモードになり、「只今電話をとる準備を しています」みたいなメッセージが流れて相手にちょっと待っててもらえ る機能があれば大事な用件を逃さず済むんじゃないかって気がするがどっ か作ってくれないかなあ。