ZFS on NetBSD and enhanced ThinkPad X220

このページにあるのは裏付けの薄い雑感のみ。

前々から大事でないファイル置き場に試してはいて、特に問題も出ないものの さー、いつから本番環境で使おうか……と、 タイミングを掴めないまま過ごしていたところ NetBSD 9.1のリリースノートに zfs の信頼性改善、とあったので普段使いの パーティションをzfsにしてみた。感覚的印象はこんな感じ。

要主記憶16GB以上

主記憶64GBのNetBSD 2台をデスクトップ利用していて、いずれも zfs 安定している。それで安心してバックアップルータをしている ThinkPad X11 Mem.8GB/HDD 1TB のパーティションもzfsにしてみた。が……、 負荷をかけて書き込みしているとzpoolのIOがスタックして それを掴んだプロセスは止まってしまうようだ。

ノートPCの狭いHDDこそ空間利用効率の高いzfs使いたいのに!

で、試しにX220にメモリを足してみるか、とメモリ物色。あらいまや DDR3L(低電圧版)のほうが安いのね、っと、8GBx2 を入れてみた。 さらに、SSDにしちゃえ、ってことでADATAのSU650(1.92TB)を入れた。 8年以上前のマシンだが、なんだこれ、強すぎる! 高負荷時でも書き込み 400B/sくらい出ちゃったぞ。

おっと話を戻してzfsだが、いま現在これを書いてる途中zfsへの負荷を 書けまくっているが、メモリ8GBのときのようなIOスタックは見られない。 これは安定したと見てよい?(2020/10/31) ここに追記がなければそう言うこと。

2020/10/31追記: もうかい! vm-bhyve下で動くNetBSD-current で ZFS 関連操作を並列で動かすとあっちゅー間にIOが固まる。こりゃだめだ。 でも大丈夫なマシンは大丈夫。わからん!

atime=off sync=disabled基本か

SSDでも sync=standard のままだとrmが遅い。いや、遅くならない 環境もあるのだが、違いが分からない。とりあえず zfs set sync=disabled する。また、SSDには無駄な書き込みしないのが吉なので atime=off する。

nvmmも安定して仮想化環境の覇権復活

覇権、て個人的ランキングね。

多人数利用を想定したサーバでの仮想化環境では2006年あたりにまず NetBSD/Xen から始めた。なにより制御コマンド xl が使いやすい。設定ファイルも シンプルでいじりやすい。だが2016年にFreeBSD bhyve に vm-bhyve が被さるようになって一変した。zfsでOSイメージを管理すると楽すぎる。 圧縮効くのもでかい。気軽にイメージ作って、気軽に消せる。 大体仮想イメージ用のパーティションを作るのに、どのくらいにしたらいいか いっつも悩むので、それを気にしなくて済むzfsはありがたい。足りない、と 思ったらいつでも zfs set quota=... で変えればよい。 これができるようになってから、仮想ホストとして使うのがFreeBSDばかりになった。

NetBSD9でnvmmがスムーズに動くようになった。zfsも安定して動く マシンでは安定して動く(微妙な表現)。zfsがどこでも安定して、 nvmmのCUI wrapperが充実したらいいのになあ、と思う。