UW-IMAPD てんこもり拡張パックと qmail-smtpd-auth-ext を更新。後者は以前qmapopの名前を使っていたが、 他のパッケージとかぶるのと特徴を表した名称でなかったので改名した。 改名して「更新」とはSUZUKIのスペーシアのようだ。
そもそもメイルの転送時の暗号化は重要視しないスタンスである。 だって、通信路を過ぎたらディスク上でプレインテキストになってしまい、 そこでディスクをdumpされたら中味ばれるし、USBメモリなんかに保存して そこで漏洩する危険性の方が圧倒的に高い。だから洩れてはいけないものを 送るならPGPなりS/MIMEで本文そのものを送って、相手のディスク上にも 暗号化された状態で残るような仕組を使う方が重要だと思う。 ほとんどすべての「しょーもな」メイルのために全部暗号化回路を その都度張るのは無駄。でもばれちゃいけないぱすわーどくらいは 暗号化したほうがいいよね、ってことでAPOPは適正バランスだと思う。
とはいえ、暗号化メイル通信(POP3s/SMTPS/TLS)なんかするな、 って程の話でもない。
実際のところ、近年のメイルリーダはほとんど APOP なんか対応してない。こりゃ不便。てことで、手元で動かしている imapextとqmail-smtp-authを調べてみたら、imapextは簡単。 SSL鍵を作ってポートをPOP3sにして起動したらそのまま使えた。なんと。
いっぽうの smtp-auth は、まずTLS対応にするために、qmail-smtpd-auth と組み合わせ可能なものを探すのに苦労した。さらに、 cmd5apoppw で使用しているmd5計算のソースが64ビット環境やbig endianで動かなくて苦労。 結局imapext内のmd5ルーチンをもらって来て解決。
さてこれでスマートフォン標準のメイルアプリ等に アカウント設定を作れるようになった。拡張メイルアドレスを たっぷり作ってじゃんじゃかケータイで取り込み、 とかやってもらえるようになった。