ここ1ヶ月くらい時間を見付けてちょこちょこといじっていたXen3 on NetBSDがようやっと実用段階に持ち込めたのでメモ。といっても、 最終的には NetBSD/xen Howto通りにやりゃあいいだけなので、特筆すべき事はないのだ が、NetBSDでXen3がまともに使えたという状況報告だけでも有用だと思うので 書いておこう。
色々試行錯誤の結果得た感触としては、2006年暮れ現在で、 なるべく多くのOSを同時に動かすためにXenを使おうと思ったら Xen3 on NetBSDが一番楽なんじゃないかという風に感じた。というのは、
などの点がある。
NetBSD で xen3 dom0を動かすための注意としては、
vif = [ '' ]
じゃどうもうまく
動かない。Xen2風のMACアドレスを明示的に指定する書き方じゃないと
だめっぽい。
file:/full/path.img
でも、
phy:/dev/devicefile
でも、どちらでもOK。
vnconfigしなくても使える。2GB程度のパーティションなら
I/Oパフォーマンスはあまり変わらないようだ(要追試)。
あたりが挙げられる。
話はそれるが、XenのDomUにLinuxをインストールしようとする場合、 LinuxのインストーラはGUIインストールが基本なので コンソールベースの起動しかできないXenでは、ゲストOSに Linuxを入れるのはものすごく制約が大きい。てゆーかそれ以前に、 「インストール用カーネル」ってのがわからん。 てなわけで、 別のPCにいったん使いたいディストリビューションをインストールして そこにあるファイルをrsyncとかでXenU環境用のイメージファイルに コピーするしか楽な手はなさそう。
その点、ゲストOSにNetBSDを入れる場合は netbsd-INSTALLカーネルを起動すればいいだけなのですげー楽ちん。
てなわけで、現状Xen3 on NetBSD-currentに起動している OSはこんな風。
Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s) Domain-0 0 64 1 r----- 2056.0 FedoraCore 18 240 1 ------ 1045.3 NetBSD 1 128 1 -b---- 61.3 NetBSD3stbl 24 64 1 ------ 3.4 SUSE 15 256 1 ------ 348.1
Dom0のNetBSDの仮想コンソール vt05〜vt08に、それぞれ NetBSD(Dom0)、NetBSD実用環境、SUSE 10.1、FedoraCore6 のXを上げて稼動中。最初のインストールはちと面倒臭いが、いちど 立ち上げちゃえばモッサリ感全くなしでどのOSも使える。素晴らしい。
さて、物理メモリを2GBに増やすか。
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