NetBSD on ThinkPad R51e (6/16修正)

※: 6/16 dmesgのリンク先を現状のものに差し替え。

ThinkPad のRシリーズってのはデスクトップマシンの代わりに使えることを めざした廉価版ThinkPadでとてもお手頃。熱心な学生の修論実験用として 1台調達。Web+SQLのシステム作るというので 最初はPC-BSD入れてはいさと渡そうとし たら、X起動してキーを打ってるうちにキーボードが効かなくなったり、マウス が暴走したりと、なんだか手の掛かる子の予感。んむむむ?

ほほう、どうやら
http://lists.freebsd.org/pipermail/freebsd-stable/2005-November/019198.html
ここにあるように ATI Radeon Xpress 200M は厄介らしい。確かにキーが効かな くなったりした。

そんなこんなで、最近FreeBSDの勘が鈍っているのでNetBSDで安定状態まで 持ち込もう、と決意したのだが、まーーーあったく起動しない。インストールCD のブート途中で止まる。いろいろやってダメで、一度LinuxのインストールCDで 試してみても、ブートはするもののHDDパーティションを書きに行くところで 異常終了。うーむ、あれやこれや、……

……

と、話せばながーい顛末に、なんとか入ったNetBSD 3.0_STABLE。 結論としては、

• カーネルオプションでPCIBIOSは外すべし
  (もちっというとPCIBIOS_INTR_FIXUPがONだとハングする)
• IBM-BIOSで USB Legacy を Disable にしないと、内蔵USBが使えない
  (これまたDisableにしとかないとohciをprobeするときにハングする)
• 内蔵EtherがBroadcomの新しめのGbE(Broadcom BCM5751F)で、 ソース書き換えないと認識しない
  (認識させればちゃんと使える)

という感じ。いくつかの試行錯誤の結果を置いとこう。

• カーネルコンフィグファイル
  Y1
• カーネルパッチ(netbsd-3ブランチの2006年6月初旬からの差分)
  sys-tpR51e.diff
• 起動時のdmesg

カーネルパッチはpcidevsへの差分を含むので、当然パッチ当てたら

(cd /sys/dev/pci; make -f Makefile.pcidevs)

する必要あり。ま、ここ読んでる人なら知ってますな、はい。

あそうだ、解決してない問題点がいっこ、Xがvesaモードでしか動かん。 Xorgの新しいの持って来て、radeon xpress 200M 対応と謳っているのを いれたけどダメだなあ。X起動すると画面が万華鏡みたいになっちゃう。 ま、困ってないので素直にvesaモードで使用。

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