Cannaで「そうするかー」を変換すると、「そうするカー」になったりする。 これは「かー」を語尾としての「か」と認識できないからで、 「そうする」+「かー」に分けられちゃうから。「かー」は車の「カー」と 思われて「そうするカー」になる。
じゃあ、「かー」を「か」とおなじ語尾として登録しちゃえ!
という方法の説明。
まず、語尾は普通のユーザ辞書ではなく、suffix(付属語)としての 辞書に登録する必要があるので、付属語辞書を作成する。
% mkdic -s hoge_s
のように、mkdicに-sオプションをつけて好きな名前の辞書を作る。
これを ~/.canna
に登録する。
(use-dictionary ; いろいろ :user "yuuji_s" )
こんな感じ。追加したら、Cannaクライアントを再起動。Emacsの場合は
M-x canna-reset
する。
はい、では「かー」を「か」と同じにする。まず、語尾「か」の 品詞コードを調べる。これにはEmacsで変換中に C-y を 押す。「そうするか」をタイプしてSPCで変換。するとちゃんと 「そうするか」を一文節と認識してひらがなのまま変換結果を出して来る。 その状態で C-y をタイプする
#T30#sxuru#Ska
と出てくるはず。これは「そう」、「する」、「か」の品詞が各々 「#T30」、「#sxuru」、「#Ska」であることを意味している。つまり 「か」の品詞コードは #Ska である。じゃあ、「かー」も #Ska として 登録するぞ! さっき mkdic した付属語辞書(hoge_s)に 登録する。コマンドラインで以下のように打つ。
% addwords hoge_s かー #Ska かー か〜 C-d
最後に C-d をタイプして終わり。行頭の「かー」は 読み、で#Skaのあとにかいた 「かー」と「か〜」はその読みに対する変換結果。 そう、この例では余計にも「かー」の部分の変換結果として「か〜」も 候補に入れちゃうようにしている。じゃ、やってみよう。
そうするかー (SPCで変換) ↓ そうするか〜
めでたしめでたし。
その他、「そうでーす」の「でーす」の部分を「です」と同じ「#desu」と して登録すると「総出ー素」なんてのがでなくなって「そうでーす」と 変換されるようになる。でも、かわいげがなくなるね:-)。 「いきまーす」とかは「行き間ー素」のほうがかわいいなあ。あ、じゃあ
まーす #masu まー素 まーす ま〜す
みたいに登録しとけばいいのか。登録してしまった……アホや。
叱咤激励感想ツッコミはゲストブックへ
Generated with mkdiary.rb