98年参戦結果詳細
ショップ対抗ダートトライアル
- 第1戦
- 開催日 : 98/02/22
- 開催地 : 丸和オートランド那須
- クラス : AM
- 結 果 : 46/58位
- 今年度からショップチャレンジ戦は、舞台を信州から各地を廻るツアー形式に変更された。
そして、その記念すべき第一戦は栃木県の東北道の那須塩原I.Cから塩原方面に向かって20分くらい
走った所に位置する丸和オートランド那須にて行われた。
丸和の特徴としては全長2kmを越えるコースで、路面は採石場(注1)。そしてレイアウトも多様に組める
ハイスピードコースである。
この日、A4の参加台数だけでも60台だった。しかも全日本や地区戦で上位に入っているドライバー
がワンサカ来ていた。
顔ぶれを見て、「今回は目指せ30位だな」って目標を建てた。
元々各ショップに来ているお客さんが、”気軽に参戦できるきっかけ”をつくる場ということで企画
されたものだが、いつの間にやら弱いものいじめ、もとい顔見知りのお祭りの場となってしまってい
るようだ。しかし、参加費用1万円で昼食付きで、申請や受付等の手続きはショップで行っていただ
けるので、やはり経験の無い方にはお薦めのシリーズだと思う。
今回からはクローズドクラス(JAFのコンペティショナルライセンスを持っていない方で、一般路を走
るのに違法な改造を施していない車であれば参戦できる)も加わり、一層身近なものとなったと思う。
ちみも迷っているならでてみることをお薦めできるシリーズだ。
朝6:00に、丸和オートランド那須のゲートが開き、入場する。
天気は曇りで多少霧もでていた。高原によくある朝の雰囲気である。気温計は0度をさしていた。
STI Tokyoのエリアに車を止め、降りてみる。うむ、寒い!ごみ箱のドラム缶の淵は夜露が結晶化して
生えている。ひえ〜。採石場の路面も凍り、アスファルトの様な硬さとなっていた。
車の荷物を全て降ろし、4点式シートベルトハーネスを運転席に設置した。ボンネットを開け、各オイ
ル類の蓋とバッテリーの端子をビニールテープで固定し準備おけっ!
さて車検およびウォーミングアップ走行をするためにスタートラインにならんだ車の列に混じる。時間
は7:50。車検員がきたので挨拶して、ボンネットを開けて確認した後、シートベルトがしっかり固定さ
れていることを確認して、ドアに貼ったゼッケンに"OK"のサインをもらった。
そして、スターターの合図に従ってウォーミング走行に入る。ウォーミング走行はタイム計測はされな
いので、路面の状況を見たり、”ここはこうかな”なんて試してみたりしながら走る。(これは人それぞ
れ違うので自分の場合の話です)しかし、このウォーミングアップですでに1台が転倒(ランサー)して
しまった。これは悲しい。悲し過ぎる!もう1台は土の壁に当たり、リアバンパーが落ち、フロントロア
アームを曲げてしまったらしい。
9:00。ドライバーズブリーフィングが行われた後、9:20、ゼッケン1番がスタート時刻と発表された。
自分はゼッケン7番だったので、すぐにスタートラインに並んだ。
スタート前は、緊張するものである。ここで毎度思うことがある。「今日も無事に家に帰ろう・・・」
前の車がコーナーの先へと来えていく。スターターが日章旗をゆっくりと前に出し、わしの目を見なが
らうなずく。わしもうなずく。パッと旗が振り上げられた。ダートラはラリーと違って電光管式のタイム
計測なのでスタートは自分のペースで行える。エンジンの回転数を6000でホールドする。サイドブレーキ
を降ろしてクラッチをスウッとつなぐ。
背中がシートにグッと沈み込み、4駆にも関わらず少しタイヤが空転しているのを感じながらアクセル
を全開にする。レブリミッターに掛かったところで、すぐに2速、そして3速とシフトアップしていく。
3速がふけきる前に左のゆるいコーナーへ。すぐに右へ。ここは左コーナーの荷重を残しつつ、ふりかえ
しで右につなぎ2速に落とす。そして同じように左、右左とつながる緩いコーナーを2速でレブを感じな
がら抜けていく。慣熟走行の時とは違って路面がズルズルと滑る。恐らく凍っていてパンパンだった路面
がとけてきてグチャグチャになってきたのであろう。
”岬”と呼ばれる右コーナーを越えると、今度は左に大きく回り込んだ”象の鼻”と呼ばれるコーナー
を2速全開で少し横になりながら入る。真ん中ぐらいから3速に入れ、車の体制を進行方向に真っ直ぐに
修正し、アクセルを全開にして抜けていく。
アクセルは全開のまま緩い右コーナーを越える所で、路面がうねっているので車の向きが不安定になる。
ハンドルで修正はいれるものの、アクセルは緩めない。そして4速。車速は130ちょいくらいか。次は左
への緩い”への字”コーナーなのだが、この速度からだと壁に見える。全日本レベルだと4速で入って行
くらしいが、恐ろしくてチョンブレーキで頭を入れて3速に落としてレブぎりぎりで次の右コーナーまで
踏み込む。
緩い右コーナーの後は回り込んだ右コーナーが続くので車速を落として頭を入れながら踏んでいくつも
りっだったが、タイミングが遅かったらしい。車の向きは次のコーナーを向いているのだが、車は前にで
てくれない。車の進行方向を見ると土手が・・・。どんどん迫ってくるのを見つめながら車は当たって一
瞬宙に浮き止った。(ビデオからデジカメしたので画像きれいじゃナイス)
ラッキーなことに横腹に当たったので、4輪ともとりあえず無事らしい。ってなことで、エンジンかけな
おして、コースに復帰する。左のフェンダー辺りから、タイヤの当たっている音がする。「あちゃ〜、こ
りゃロアアーム曲がっちゃったかなあ」って修理費の計算しながらゴール。結果は聞くまでもなくひどい
ものであった。1分27秒・・。こうなったのであった
昼には1時間ほどの休憩時間があり、この間にコースを歩いて見ることができる。
1本目を走ったときと比べると、路面が削られ大きな石がボコボコと顔を出してる。それにコース脇に
は、車が跳ねとばした土砂が盛り上がりフカフカとした20〜30cm程度の土盛りができていた。
2本目のスタート時刻が迫ってくる。スタート地点に車を移し、一本目の事とコースの下見の時にした
イメトレを再度思いかえす。
日章旗の前に出る。スタートラインで止まり、前走者がコーナーの先へと消えていくのを見つめる。
スターターがこっちを見て頷く。わしも頷く。日章旗が振り上げられた。
回転数を6千回転でホールドし、クラッチをスウッとつなぐ。2速3速・・・。シフトアップが早かった。
レブまで回し切れてない。無難にひとつひとつコーナーを越えていく。”岬”、”象の鼻”そしてストレー
ト。あまり真横にしないように気を使いながら床を抜かんばかりにアクセルを全開にする。130ちょい・・・
左のへの字コーナーを越えると1本目でしくじった右コーナーに入る。駄目だっ!完全にビビッている。
回転数は落ち、コーナーに沿ってペタペタと走っている。アクセルを踏み込むが車が外に逃げていく。
BS46Rの山なしタイヤでは前へのトラクションが掛からないのか...。ゴール。1分23秒・・。
1分10秒台は出したかったのでがっかりして戻った。順位は58台中46番。
あ〜あ。ちうわけで結果報告でした。今度は表彰台とかっていう報告したいけど先は長い。
最後に
・STI Tokyoからのエントラントの集合写真
・AI表彰式の福田さん(優勝)と菅谷さん(4位)、和泉さん(5位)−その1、その2、その3
・AIII表彰式の小林さん(5位)
・AIV表彰式の大井さん(5位)
・クローズドクラス表彰式の田中さん(3位)
(注1)採石場の路面(雨が降っても土ほど極端に路面状況が大きく変化することはないのだが、土と違って
細かい石や砂利なので、車の外装へのダメージは大きい。なので、定期的に走っていないと錆びが進行して穴
が開いてしまうので、サンドブラストしにしょっちゅう走らなければならなくなる(^^;)
次は天神山だっ!パイロンは苦手なんよね。
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Minoru Mikawa -
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