堺屋太一の小説。
1970年代に、「もし日本が石油を断たれたら」という想定でシミュレーションし
た形のもの。
堺屋らしい、説明的で淡々とした記述が若干アレだが、内容は珠玉と言えよう。
あとがきを見ると、これを書いたのはなんと石油ショック前だったんだとか。ま
さか石油ショックの影響の真っただ中に出したら日本中をパニックに陥れるとい
うことで、ほとぼりが冷めるまで発刊を待ったとか。
話自体も、「危機管理のためにシミュレーションしていたら先に本番が来てしまっ
て、シミュレーション通りに酷いことになった」という体で書かれているが、こ
の本も本当にあったシミュレーション結果をより社会に影響を持たせるために小
説の体にしていたら先に本番が来てしまったような奇遇なエピソードだった。
それにしても日本人の愚かさが良く描かれている。
この本、というか経企庁のシミュレーションが功を奏したのか、その後石油依存
からバランスとった形への転換とか、備蓄の促進とかはそれなりに進んでいるが、
日本人の烏合の衆っぷりとかはまるで進歩していないので、何かクリティカルな
事件があると同じように一瞬で崩壊するんだろうな。
脱原発とか言っている人は安全保障がわかってない。
環境至上主義の放射脳連中が日本をいつも危機に晒している。困ったものである。
どれだけ無責任を積み上げて成り立っているんだろう日本。
発売日に届いたよ。
うほほ。
幸のsimを申し込んだ。
sim追加メニューにしたら、要領の洗濯がなかった。容量の選択が無かった。
主契約とシェアなのか。
ふむ、じゃあ2人で5GBにしてみよう。
2150円+1150円+税、で2人分。約3500円/月。これなら安上がり。
わしの時はSIMカード2営業日で発行して翌土曜日に着いたが、今回はこれから連
休突入なので、早くても来週木曜とかかなあ。
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