昼から来客があり、夜まで街を案内したり子供と遊んでもらったりしていたが、
晩飯を食い始めたら断続的に耐え難い腹痛に襲われ始めた。
数日前から微かにキリキリするような感覚もあり、ちょっとコレは放っといてど
うにかなるような奴じゃあなさそうだなあ、と。
客も気を遣って早めに帰ってくれたのだがやはり寝て治るようなもんではなさそ
うだし、そもそもコレじゃあ眠れそうもない。
結局救急対応してる近所の病院に担ぎ込んでもらった。
お約束のエコーかと思いきや心電図かなんかを取って、そのあとは触診のみ。
急患と言えども、放っといたら死ぬような客じゃないと見極めたんだか、結構放
置プレイ状態。
「ストレスあるかい?」
「ここんとこ結構あるねえ」
「旅行とかは?」
「アメリカとトルコに行ってきたばかり。大体月イチで大陸を渡ってるが・・」
「で、どうなんよ」
「ストレス性の胃潰瘍だとおもうよ」
「この薬飲んでしばらくしても良くなんなかったら注射すっから」
「よくなんねんすけど」
「じゃ、注射。喉乾いたりするけど、それはじき治るから」
「明日は仕事休んだ方がよいよ。レター書いちゃる」
「休むのにレターは要らないよ」
「そうか、必要だったら電話でもくれたらすぐ書くから」
(てゆーか、やすめねっつの。)
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