脱曇法
雨の日、Miniのガラスは良く曇る。これはMiniに限った話じゃないとは思うけど。車内の空間が狭いので湿気が充満しやすい。
で、デフロスタはあるけど、至極いい加減な作りで、ロクに働いてくれない。
ヒーターを送風にして、切換をデフロスタにしてやるんだけど、みわみわとガラスの下から風が出てるんだか出てないんだか。
ファンはヒュオ〜ンとスゴイ音立てて回ってるのに、その風は一体何処に行っちゃうの?
てなわけで、全然曇りは取れない。ワイパーで拭いてる部分だけはガラスが冷えにくくて何とか曇り取れるので、前だけはどうにか見えるけど、横とか全然ダメ。
そもそも横ガラスに風当てるような口は無いし。
実際、横が完全に曇っちゃうと歩行者見えないから本当に危ないんだよね。困ったもんだ。
で、今日ふと気付いた。
ヒーターとクーラーが別に付いてる
全く別の装置で、吹出口も別。クーラーの風は室内にだけ流れるようになってて、窓に当てることはできないけど。
両方動かしちゃえ!
ヒーターは温度も上げて、クーラーはちょっと。てな感じで運転。
ヒーター温度上げると若干は曇りは取れやすくなるけど車内が暑くてどうしようもなくなるし、しかも完全に曇りが取れるわけじゃないし、
でも、クーラー併用すると、一発で車内全体の曇りが取れた!
なんでか!
温度が上がると飽和水蒸気量も上がって、同じ空気中水分量なら相対的に湿度は下がる。これが熱によってモノが乾く原理だが、
クーラーを入れることによって車内の温度を下げる効果以上に、
車内の水分を強制排出してくれる
クーラーのエレメントで空気が冷やされる時に、キンキンに冷えたエレメントで結露して、空気中の水分が奪われるわけですな。
その状態ではその冷えた空気の水分量は飽和してるわけだけど、吹き出すと元の温度に戻って結果的にとても乾いた空気となる。
そんであっという間に車内の曇りが取れてしまったわけですね。
邪道な使い方だけど、安全のためには背に腹は代えられないっす。
ただ、ヘッドライト、前後フォグ、ワイパー、ステレオの他にヒーター、クーラーと、ほぼ最大の電気を使っちゃうのでアイドリングじゃエンジン止まりそう。
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