なんとなく天草
なんか8月の週末はいろいろあって1回しか走りにいけなかった。
外は曇り。昨日までの予報では天気は大丈夫そうだったので、何処か行くか。
薩摩半島の方に行ってみようかと思って、念のため天気予報を再確認すると、
昼前から雨、明日は雨
ずこ。鹿児島天気悪いのかい。宮崎も同じ予報。では熊本は?
ところにより一時雨、明日は晴れ。
よーし、熊本方面に決定。天草行ってみよう。
すきむらんど
延々続く1.5車線の宮崎県道26で軽くウォーミングアップすると、R265に出る。その山の中に、
「すきむらんど」
というのがある。なんていうのかな、自然公園に毛が生えたくらいの、うーん説明不能。
ここは須木村というところ。ああなんて安直な名前なんだ。
ところで、南九州・沖縄では「村」は「そん」、「町」は「ちょう」っていうのが普通。日常会話でも「村の役場、町の役場」は「そんのやくば、ちょうのやくば」となる。なので当然「須木村」は「すきそん」なんだけどねえ。
これから延々山の中を走る前に、ここで飯を食っていこう。おおレストランがあるね。入ってみた。
客わし一人
メニューは?うどん、そば、カレー・・終わり。
がーん。こんなんでレストランて看板出すなよー。しかもうどん1杯600円。たけえ。
仕方なく食う。もう来ない。さいなら。
売店でアイス売ってる。栗のとゆずのがあって、それぞれ名前が、
愛す栗夢
ゆずり愛
うをーダサすぎてイカス。栗のやつ1個くれ。
「先月から工場が建て替えで・・」
は、無いの?ゆずのはあるのね。じゃあそれでいいや。294円。たけえ。
てゆーか、アイス工場を夏に建て替えるって、馬鹿じゃないの?
ゴミ箱には新しい愛す栗夢のカップがいっぱい捨ててある。ちょうど在庫切れしたところなのか・・
ゆずのシャーベット。あっさりしてて悪くない。でもたけえよ。もう来ない。さいなら。でも栗アイス食いにまた寄ってしまうかも知れん。
R265
すきむらんどから南側は広くて交通量の少ない快適ハイスピードコースなんだけど、北側は行ったことない。
R265てのは、九州山地の真ん中を縦断してるだけで、
どこにもつながってない
ので、よほど意識して通らないと使うことなんかないのだ。
天下の20マップルには、
「お地蔵様の祠あり」
「側壁にびっしり苔生える この付近雨も多い」
「川底に旧道の跡」
「えんえんと続く1車線路 限りなく時間を費やす」
「深い樹林の中」
「ひたすら走る1.5車線 長く感じる」
「工事時間制限多く予備ルートも検討要」
「急勾配・急カーブ 1車線多い」
なぞと、ろくなことが書いてない。こんな道はもはや慣れたもんなんだけど、流石に須木村から西米良村(にしめらそん)、椎葉村(しいばそん)と宮崎のmostど田舎を通って五ヶ瀬町に抜けるとなると、本当に時間がかかりそうだ。
どのくらい田舎かというと、
「椎葉村の全村民の数は朝の山手線一編成の乗客より少ない」
て、この前ラジオで言ってた。:-)
想像すると可笑しいんだけど、朝の山手線、一両の定員約150人、11両編成で乗車率が約250%とすると、実に4000人以上乗ってることになる。まあそんなもんじゃろなあ。村民が少ないってよりは東京人多すぎ。
路上に蛇が出た。踏むまいと無理目に減速してバランスを崩し、ガードレールにもたれて辛うじて立て直した。蛇は、そこでわしに気づいてにょろにょろと藪に消えた。ううーでっかいマムシだったなあ。踏んじまったほうが良かったかな?
ギリギリでかわしたとしても、驚いたマムシに飛び付かれそうだしなあ。こええ。
五ヶ瀬町に入ると、スキー場なんかもあるので道は整備済みになるけど、確かにとんでもない道だった。達成感が微かに残るのみ。
一力旅館
R218は延岡から熊本の南の松橋(まつばせ)へ、九州を横断している国道。R265からR218へ入り、西へ向かい始めた。R218沿いには、通潤橋、内大臣橋、清和文楽邑とか、見所もけっこうたくさんあるんだけど、既にR265越えで精根尽きてPZYに達し、日も傾いてきているのでさっさと今日の宿を探すことにした。
密かに、キャンプ装備も持ってきていたんだけど、今晩は
タイタニックの続き見たいしなあ
という下らない理由でテレビの見れる宿に泊まることにした。
R218のどんづまり松橋で、「旅館」という看板を見つけて飛び込んだ。よくあるローカルビジネスホテルだね。熊本市街まで15kmしかないんだけど、熊本より安いだろ。
スーパーで半額になった弁当類を買い込んで安上がりな晩飯。まずまず快適な夜となった。
でも、ぜんぜん距離が伸びず、天草にたどり着いてないのは秘密。
本日の成果
ITOH Osamu/
Sachi/
Guest Book/
036@itoh.gentei.org